医療通訳技能認定試験

医療通訳に興味があり、医療通訳技能認定試験を受けてみたいと思っている方は多いのではないでしょうか。医療通訳技能認定試験は、医療・保健分野における医療通訳者として必要なスキルを評価・認定する試験です。

ここでは、試験の内容や受験をおすすめできる人、転職やキャリアアップへの活かし方、勉強法などを解説。ぜひ、チャレンジするきっかけにしてみてください。

医療通訳技能認定試験とは？

厚生労働省の「医療通訳育成カリキュラム基準」に基づいた試験です。医療や保健分野において、通訳力や言語力、コミュニケーション力、倫理などのレベルを評価・認定します。

試験は英語と中国語の2種類に分けられ、受験資格が定められています。

引用元：一般財団法人 日本医療教育財団公式サイト（https://www.jme.or.jp/exam/sb/outline.html）

医療通訳技能認定試験の受験によって医療英語を学ぶ意欲が高まり、モチベーションを維持しながら学習を進められるでしょう。また、医療通訳者として幅広いスキルが高められ、履歴書に記載できる資格として転職、キャリアアップに役立ちます。

医療通訳技能認定試験はこんな人におすすめ

医療通訳者として必要な知識や技術の程度を評価・認定する試験です。受験資格ではありませんが、TOEFL iBt 87以上、TOEIC 785以上が必要で、この基準に達している医師や看護師などにおすすめ。

また、外国人患者と積極的に関わる現場で働く方々にとっても、医療通訳者は今度ますます必要な資格となるでしょう。

医療通訳技能認定試験が役に立つお仕事

医学知識や医療制度、倫理の他に語学力や通訳力、礼儀や態度など全てが評価対象。そのため医療英語の習得以上に、一定レベル以上の幅広いスキルを身につけられます。

よって試験に合格することで、グローバルな業界や場所で医療通訳者として活躍でき、ハイレベルのキャリア取得が期待できます。

医療通訳技能認定試験を受けるには？

医療通訳専門技能者と医療通訳基礎技能者の称号が付与されます。この称号を取得するためには、最低限の英語レベルをクリアしている必要があります。

また、働きながら試験を受けることになるので、効率良い勉強法を見つけることが大切です。そこで、高い点数を獲得し、医療通訳者として活躍できるスキルを身につけるために、医療英語専門のスクールで学ぶこともおすすめします。

まとめ

医療通訳技能認定試験は、通訳や医療現場で役立てられる医療言語を学ぶ意欲を保ち、ハイレベルな転職やキャリアアップを実現できます。働きながらの勉強は大変ですから、確実で正確に医療英語を身につけるために、医療英語専門のスクールに入ることも検討してみましょう。

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この記事を書いたのは…？

ライター：石山亜由美
看護師・保健師歴10年以上の1児の母。国立大学医学部看護学科卒業。
大学病院（看護師）、健診センターや行政機関の保健師、クリニック勤務などを経て、2019年からはライターとしても活動。現在は看護師・保健師とライター業とを両立しながら、子育てや医療系の記事を数多く執筆している。
看護師の忙しさや辛さはよく身にしみており、自身もキャリア転換を図った経験がある。