医英検

医療英語を現場で活かすために、医英検を受けてみようと考えている医療従事者は多いのではないでしょうか。医英検は医療英語に特化した検定であり、合格できればスキル習得の証明や就職の強みとなります。

ここでは、試験の内容や受験をおすすめできる人、転職やキャリアアップへの活かし方、勉強法などを解説。ぜひ、チャレンジするきっかけにしてみてください。

医英検とは？

医英検は、2008年に日本医学英語教育学会がはじめた、医療英語特化の検定試験です。「日本医学英語検定試験」といい、医療の現場で必要になる実践的なレベルの英語力を評価します。試験は4つの等級に分けられていますが、医師や看護師などの医療従事者だけではなく、さまざまな分野の受験者がいるという特徴があります。

引用元：日本医学英語教育学会公式サイト（http://jasmee.umin.jp/ieiken2023.html）

医英検の受験を決めることで、医療英語を学ぶ意欲が高まり、モチベーションを維持しながら学習を進められるでしょう。また、受験に合格すれば、履歴書に記載できる資格として就職や転職、キャリアアップに役立つというメリットがあります。

医英検はこんな人におすすめ

日本の医療や医学のグローバル化を推進することを目的に、実践的なレベルの英語運用能力を総合的に評価する検定です。そのため、医師や看護師などの医療従事者が働きながら学び、すぐに現場で実践できるためおすすめ。

また、教育や出版、通訳、検疫機関などさまざまな分野で役立つ資格です。そこで、外国人と関わる業界の方々が数多く受験しています。

医英検が役に立つお仕事

医学や医療英語に特化した英語能力検定であり、看護師や医師、薬剤師など医療従事者が転職するのに役立ちます。また、応用級以上の等級ではグローバルで活躍できるスキルも習得できるようになり、海外キャリアアップや昇進にも有効といえるでしょう。

医英検を受けるには？

日本医学英語教育学会が主催する医学・医療に特化した英語検定試験。受験資格には制約がなく、誰でも受験できる試験です。試験会場は、全国で約9ヶ所用意されているので、参加しやすいエリアで受験できます。

働きながら検定を受けることになるので、効率良い勉強法を見つけることが大切です。3級・4級では教本があるため、過去問や出題傾向を掴みやすいでしょう。また、確実に合格できるように医療英語の専門スクールに通うこともおすすめします。

まとめ

医英検は、現場で役立つ医療英語を学ぶモチベーションを維持し、転職やキャリアアップに有利な資格が取得できる検定です。働きながらの勉強は大変ですから、確実で正確に医療英語を身につけるために、医療英語専門のスクールに入ることも検討してみましょう。

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この記事を書いたのは…？

ライター：石山亜由美
看護師・保健師歴10年以上の1児の母。国立大学医学部看護学科卒業。
大学病院（看護師）、健診センターや行政機関の保健師、クリニック勤務などを経て、2019年からはライターとしても活動。現在は看護師・保健師とライター業とを両立しながら、子育てや医療系の記事を数多く執筆している。
看護師の忙しさや辛さはよく身にしみており、自身もキャリア転換を図った経験がある。