医療英語とは？医療現場で役立つ専門カリキュラムを解説

医療英語は、実際の医療の現場で使われる専門用語やコミュニケーションのことをいいます。
病院だけではなく、外国人が訪れる可能性がある医療の現場など、さまざまな場面で役立つ用語です。

このページでは、医療英語がどのように役立つのか、学習方法、医療英語に関する日本の動向などを詳しく解説しています。

そもそも「医療英語」とは？通常の英会話と何が違うの？

医療英語とは、その名の通り「医療」×「英語力」を掛け合わせたもの。外国人対応も日常的に起こる医療現場で使われる英会話スキルのため、一般人向けの英会話とは異なるスキルが求められます。
そのため、シーンや用語など現場に即したカリキュラムで学ぶことが重要です。

通常の英会話では、ビジネスシーンや趣味の話など、幅広く一般的に有効なテーマを取り扱って勉強していくことが多いですが、医療英語の場合、例えば外来対応や、会計、薬の説明といった実際の病院受付でよく使われる会話術や、手術、学会、入院病棟などシーンに合わせた文例で学ぶことができます。

また、看護師や医者だけでなく、歯医者や助産師、薬剤師、作業療法士、介護士などそれぞれの医療職種に合わせた学習機会の提供が望まれます。

医療英語が役立つ場面

観光や仕事など外国人が日本に訪れる機会が増えている背景から、医療英語はさまざまな医療現場で使われています。
特に多くの外国人と接する場面が多いのは病院で働いている看護師の方々でしょう。

例えば病院では、次のような場面で医療英語が役立つシーンです。

• 受付で用件を聞いたり案内したりする
• 来院歴や病歴など問診をする
• 症状を尋ねる
• 医師が診察をする
• 採血や検査をする
• 処置や治療を行う
• 病状や診療内容の説明をする
• 処方薬の説明をする

このようなケース以外でも、医療通訳や医療機器メーカー、検疫官、製薬会社などでも医療英語を使う場面が多くみられます。
医療従事者だけではなく、医療英語を使いこなせると有利な職業はたくさんあると考えて良いでしょう。

日本における医療英語の必要性

近年、日本の観光業や産業においてグローバル化が進んでいるという情勢から、外国人が訪日したり、日本に移住する外国人が増えてきたりしています。
そのため、日本語が話せない外国人が医療機関に来る機会も多くなってきました。

日本語以外の言語で患者さんと関わらなければいけませんが、専門的な用語や正確に病状や診療内容を伝えることは難しいでしょう。
そこで、専門用語からコミュニケーション力、対応力などの医療英語を総合的に学ぶことに需要が高まっています。

医療英語を学ぶ方法

医療英語を学ぶためには、基礎的な英語力を身につけた上で、医療英会話に特化した勉強が必要です。
しかし、医療英語を特化して学べる場が少ないこと、医療英語の学び方を知られていないことが問題となっています。
特に、一般の英会話スクールに通っても、特別な用語やスキルが求められる医療英語の習得が難しく、モチベーションが保てないかもしれません。

そこで、効率良く正確に医療英語を身につけるために、医療英語専門のスクールで学ぶことが有効といえるでしょう。
自分の勉強スタイルに合った学習方法を探してみてください。

まとめ

医療英語の習得は、専門的な用語の習得や難しい診療内容を正確に伝えること、コミュニケーション力などのスキルアップが期待できます。
今後も、益々グローバル化が進むと、医療英語を使えるようになることが一般的になる時代が来るかもしれません。

当サイトでは、仕事で忙しい中でも効率良く医療英語を学べるように、おすすめの医療英語スクールを3校紹介しています。ぜひ、スクール選びの参考にしてください。

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この記事を書いたのは…？

ライター：石山亜由美
看護師・保健師歴10年以上の1児の母。国立大学医学部看護学科卒業。
大学病院（看護師）、健診センターや行政機関の保健師、クリニック勤務などを経て、2019年からはライターとしても活動。現在は看護師・保健師とライター業とを両立しながら、子育てや医療系の記事を数多く執筆している。
看護師の忙しさや辛さはよく身にしみており、自身もキャリア転換を図った経験がある。